スマホゲーム好きも実況したい!スマホゲーム実況まとめ

スマホゲームの実況

ゲーム実況のメインといえば、やはり家庭用ゲームである。特にPS4やSwitch、XboxOne/XboxOneXなどの最新機器は人気も高く、ゲーム機自体に録画・配信の機能がついていることから、非常に動画が作りやすい。

一方でスマホゲームは、長く実況に適していない状態であった。とはいえ、スマホゲームの人気が低いわけでは決してない。それどころか、休日中も常にプレイしていたり、数万円を当たり前のように課金するヘビーユーザーが多いのも事実である。好きなゲームを実況したい、実況動画を見て感想を共有したいという思いは、もしかすると他のゲームより格別に高いかもしれない。

実は現在、スマホゲームの実況動画は簡単に制作できるようになっている。この記事では、スマホゲーム好きのすべてのユーザーのために、スマホゲームで実況動画を作る方法を解説していく。記事を読んで、燃え盛る熱いゲーム愛を、ぜひ形にしてほしい。

スマホアプリでゲーム実況をする方法

スマホアプリでのゲーム実況も、他のゲーム実況と必要な段階は変わらない。

すなわち、

1プレイを録画する
2録画した映像を編集する
3投稿する

この3段階である。

ただ、スマホゲーム実況の録画は、他の実況と比べても特異である。他の2つは他の実況動画と同じだが、スマホ画面の録画だけは、他の実況では使わないアプリなどを使用する必要があるからだ。

スマホ画面の録画には、以下の方法がある。

パソコンのアプリを使う方法

もっとも一般的だった方法。PC内のソフトを通じて、画面にスマホの画面を反映させる(ミラーリング)ことができる。

このミラーリングアプリであるが、現時点において、高品質な有料版かスマホの音をPCで出力できない無料版かという二択が内在している。ゲーム実況、特にスマホゲームともなればボイスが重要になる場合もあることから、実質有料版の選択を迫られるだろう。

とはいえ、後で紹介する有料版ソフトは、他の方法と比べればおすすめできる方法である。もしいくらか支払ってもいいのならば、このソフトを選ぶべきだ。

iphoneを使用している場合は、「LonelyScreen」というソフトでミラーリングをすることもできる。「LonelyScreen」は、PCにインストールすることで、iphone自体に搭載されているミラーリング機能、AirPlayを利用できるようにするソフトだ。遅延等もあるが「LonelyScreen」は無料なので、ミラーリングのお試しにはおすすめである。

キャプチャーボードを使う方法

通常のゲーム実況と同じく、キャプチャーボードで画面に出力する方法。

機材が必要になるうえに、スマホとキャプチャーソフトを接続するACアダプタを買い足す必要もある。加えて表示や録画にはコピー防止機能への対策をしなければならず、それをクリアしたとしても画像と音声が不安定になるという、長所がない方法である。

もしキャプチャーボードをすでに持っていて、スマホ実況に使用することを検討している場合には、他の方法を先に試した方がいい。

Androidエミュレーターを使う方法

Android用アプリをPC上で再現する方法。

PCのソフト上でアプリを展開・表示できる方法。スマホが必要ないので、利便性は高い。ただし、これについても後ほど解説するが、対応していないアプリも存在するうえ、セキュリティ面に不安があることにも注意。

スマホ自体で録画する方法

スマホのアプリでは、スマホ画面を録画できるものもある。この方法ならば、PCなしでスマホアプリを録画することが可能だ。

なお現在では、Googleplayゲームからスマホゲームをプレイすることで、録画から編集、投稿まで可能になった。詳しい説明は後述するが、androidユーザーの場合、これが現時点で最も簡単に制作できる方法である。

スマホゲーム実況に使えるアプリ

Reflector

PCにダウンロードして使う形のアプリ。現状最も定番のアプリである。

Reflectorの特徴として、以下の点がある。

・安定性が高く使いやすい
・画面は端末で操作可能、ただし音声はPCから出る
・スマホとPCを同じWi-Fiに接続する必要がある
・遅延がある
・金がかかる(有料)

特筆すべきは、画面と音の関係と、ソフトが有料であること。

妙に感じるかもしれないが、スマホ上では画面は表示されたままで操作も可能だが、音だけはPCから出力される。そのため、もし音ゲーの実況をしたい場合、画面とのずれは避けられないだろう。

また、Reflectorは現状有料である(14.99ドル)。日本円にするとそう安くはない額なので、まずは1週間の無料試用をしてみてから考えよう。後述するAirServerもあるので、比較してみることもおすすめする。

AirServer

Reflectorと同じく、PCにダウンロードして使うソフト。

基本的にはReflectorと同じ特徴を持っており、両社はよく比較される。インストールについても有料だが、学生利用からビジネス利用まで各バージョンがあり、それぞれ値段が異なる。

ただ、AirServerをandroidで使用する場合には、PCとともにMiracastという機能に対応している必要がある。いちいち調べるのが面倒という場合には、Reflectorの方がおすすめだ。もっともこちらも2週間の無料試用ができるので、両方試して合っている方を選ぶことも可能である。

長所だけでなく短所もいくつか見られるこの2つだが、スマホゲームの実況に用いるには、現状で最も優秀なアプリである。他の方法にはおすすめできないものも多いので、ぜひ検討してみてほしい。

スマホだけで完結できるGoogleplayゲーム

現在最もおすすめの動画作成方法が、Googleplayゲームを利用した制作である。

使い方は簡単。GoogleplaystoreからGoogleplayゲームを開き、スマホ内にあるゲームアプリを選択して録画ボタンを押すだけ。カメラも起動すれば自撮り映像をつけることもでき、作った動画はそのままYouTubeで編集してアップロードすることができる。

YouTubeでの編集では簡単な編集しかできないが、録画し終わった映像はギャラリーに保存されるので、他のアプリで編集することもできる。スマホでできる範囲で十分という場合には、このGoogleplayゲームをぜひ活用しよう。

まとめ

スマホゲーム実況には大変さもあるが、冒頭で述べた通り、スマホゲームにはファンが多い。再生数を増やすよりも、ユーザー間の交流という点で一層の楽しさを味わえるだろう。

もしも好きなゲームがあるのならば、ぜひ挑戦してみてほしい。あなたの好きなスマホゲーム実況は、実は多くのユーザーたちが心待ちにしているのかもしれないのだから。