ゲーム実況の為のPCの選び方やスペック、おすすめブランドなど解説

ゲーム実況においてPCは、録画をするにも、配信をするにも、もちろんゲームそのものをプレイする場合にも重要なものだ。
今回はPCについて説明していこうと思う。

ゲーム配信をするとPCはどれくらい重くなる?

ゲームを配信する際、CPU(PC全体の処理)やGPU(主に映像の処理)と言った、処理能力が必要となる。
ゲームをするだけなら大丈夫なPCでも、処理能力に負荷がかかり、パソコン内に熱が溜まり、正常に動かなくなってしまう場合がある。
こういったトラブルを引き起こさない為にも、この記事を読んでPC選びの参考にしていただければと思う。

低スペックPCを使用するとどうなる?

スペックが低いPCで、配信や録画をした場合について説明していこう。
そもそも、低スペックと言っても、どこまでが低スペックなのか、どこからがミドルスペックなのかという線引きがわからない人もいるだろう。
エントリークラスと呼ばれる低スペックPCのパーツや、どのくらいの性能なのか、そのままではどうなってしまうのか説明していこう。

GPU

グラフィックボードやグラフィックカードと呼称される。
これはPC上でゲーム映像を映す際にも、重要なパーツだ。
今やゲームと言えば、ほとんどが3Dグラフィックになっているだろう。
こういった映像をきちんと映すには、GPUが必要不可欠と言って差し支えないだろう。
エントリークラスと呼ばれる、低スペックPCにはほとんどこのパーツが装備されていないまま販売されている。
ゲーム自体のフレームレート(1秒間に映像を書き出すコマ数)がガクっと下がってしまい、紙芝居かのように映像が途切れたり、PC画面がブラックアウトしてしまったりする。
もちろんこんな状態では録画や配信といったゲーム実況はほとんど不可能と言えるだろう。
ゲームにおいて、最低限でもつけたいパーツである。

メモリ

作業する際の机などを考えてもらえればわかりやすいかと思うが、作業台が狭いと、作業がしにくく、効率が悪くなってしまう。逆に広ければ、自由なスペースが確保される為、効率がよくなるだろう。
エントリークラスでは4GBや8GBくらいしか装備されていない。
現在windows10が主流のOSとなっており、バックグラウンドで様々なシステムやアプリケーションが動いている。
録画や配信をする際にもゲームだけではなく、エンコーダーも起動しなくてはならない。
これでは作業台が圧迫され、まともな作業効率は得られない。
負荷がかかりすぎれば、PCが勝手に再起動やシャットダウンといったトラブルにも陥ってしまう。

CPU

メモリが作業台ならば、CPUは頭の回転の良さを表すスペックと言える。
CPUの代表格といえばintelだろう。
エントリークラスでは、i3シリーズと言ったもの、もしくはそれ以下のシリーズが採用されている。
ゲームのみならず、ほとんどの処理能力はCPUに一任されている為、この処理に負荷がかかると、PCの動作は、止まってしまう。
そもそもエントリークラスで使われるCPUでは、ゲームだけを起動していても、処理が追い付かない場合がほとんどだ。

このように、低スペックPCには限界点がすぐに来てしまい、ゲームどころではないことがわかるだろう。

ゲーム実況に必要なPCスペック

次に、PCのスペックを見て、どのように選べばいいのか、また他のパーツについても触れていこうと思う。

メモリ

余裕を持って16GB・32GBにしておいたほうがいい。
8GBでも大丈夫なものもあるが、やはり負荷がかかってしまう為。

CPU

intel i7シリーズがやはり無難。
i7 8700や、i7 8700K以上のものがいいだろう。
i5シリーズであれば9600Kならば可、といった具合だろうか。

GPU

ゲームということであれば、有名なのはやはりGeForce。
GeForce GTX 1060以上のものが望ましい。

ストレージ

HDD、SSDとあるが、Windows10が主流の現在、HDDではプチフリーズが起こりやすい。
SSD500GBを目安に選ぼう。

電源

電源の性能、容量も重要になってくる。
500W以上のもので、80PLUSと表記がされているものを選ぶといいだろう。
80PLUSとは、交流入力から直流出力へ変換される際に電力変換効率が80%以上の変換効率を備える製品に与えられる認証。
つまりは性能がいいということ。
その中でも品質のランク付けがあり、スタンダード、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、チタンと上がっていく。
できれば80PLUS GOLD以上のものが望ましい。

ゲーム実況におすすめのPCブランド

世界的にもE-Sportsが流行り、ゲーミングPCとして売り出しているブランドがある。
ビジネスに特化した大手メーカーとは違う為、聞きなれないPCブランドなどもある。
そのほとんどはBTO(ビルド・トゥ・オーダーの略)、発注を受けてから組み立てるパソコンメーカーだ。

ドスパラ

GALLERIA(ガレリア)というゲーミングPCブランド。
カジュアル、というミドルスペックに相当するものと、エキスパート、というハイエンドスペックに相当するもので
目的によって選びやすくなっている。

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マウスコンピューター

G-Tune(ジーチューン)というゲーミングPCブランド。
ハイエンドゲーミングPCとして有名なブランドだ。
編集に力を入れたい人には心強い味方と言える。

公式サイト

DELL

Alienware(エイリアンウェア)というゲーミングPCブランド。
アメリカ最大手とも評されるDELLのゲーミングPCブランドとして有名。
E-Sports系ゲームの推奨PCとしても紹介される。

公式サイト

パソコン工房

LEVEL∞(レベルインフィニティ)というゲーミングPCブランド。
こちらもE-SportsのコラボゲーミングPCが多く作られている。
プロゲーミングチームともコラボしていることも有名だろう。

公式サイト

FRONTIER

FRONTIER GAMERS(フロンティアゲーマーズ)というゲーミングPCブランド。
ベンチマークなどの比較が一目でわかる親切なサイト作り。
何よりも、毎週毎週セールを行っている為、コストパフォーマンスが素晴らしい。

公式サイト

MSI

MSI(エムエスアイ)というゲーミングPCブランド。
ゲーミングノートPCでは一番有名とも言える。
プロゲーミングチームのスポンサーにもなっている。

公式サイト

まとめ

PC選びは難しく、とても重要だ。
是非この記事を参考にしてこれからのゲーミングライフをより豊かなものにしてほしいと思う。
ゲーム実況者によっては、使用しているPCのスペックを記載してくれている人もいる。
そういったゲーム実況者の配信も参考にしてみよう。